2025/07/17

Taiwan Today

外交

インド太平洋地区の「フォルモサクラブ」代表団が訪台、外交部は「意義深い」と歓迎

2023/11/27
インド太平洋地域の各国で台湾を支持する国会議員たちが構成する「フォルモサクラブ」(Formosa Club in the Indo-Pacific Region)の代表団が20日から22日まで台湾を訪問した。写真はメンバーと面会する蔡英文総統。右からパラオのTJ Oscar Imrur Remengesau,3世、Mason Whipps氏、蔡総統、Warren Umetaro氏、Frutoso Tellei氏。(外交部)
インド太平洋地区の「フォルモサクラブ」(Formosa Club in the Indo-Pacific Region)の代表団が中華民国(台湾)政府の招きに応じて20日から22日まで台湾を訪問した。「フォルモサクラブ」は各国の親台湾派議員グループによって構成される組織のこと。
 
代表団はパラオ、ナウル、韓国、ニュージーランド、フィリピンなどの閣僚及び国会議員による11名。今回の台湾訪問はインド太平洋地区の「フォルモサクラブ」による第2回年次総会の一環だったほか、同クラブが代表団を組んで訪台するのは2021年5月のクラブ設立以来初めてのことであり、外交部(日本の外務省に相当)は「非常に意義深い」として大いに歓迎した。
 
同クラブの今年の年次総会は「持続可能な開発(Sustainable Development)」がテーマで、代表団は台湾滞在期間中、蔡英文総統と会談したほか、游錫堃立法院長(=国会議長)、薛富盛環境部長(=環境大臣)を表敬訪問した。また、呉釗燮外交部長(=外務大臣)主催の晩餐会に出席。さらに宣徳能源股份有限公司、創奕能源股份有限公司、台南市における見本市会場、グリーンエネルギーの研究センター、商業スペースなどの複合型公共施設である「沙崙智慧緑能科学城」を参観し、台湾が持続可能な開発に取り組む決意と能力、可能性を確認した。
 
今回訪台した国会議員は、パラオの上院外交及び国務委員会のMason Whipps委員長、上院重要建設及びネットワーク科学技術委員会の委員長のTJ Oscar Imrur Remengesau,3世、下院銀行保険財政委員会のFrutoso Tellei委員長、下院観光及び航空委員会のWarren Umetaro委員長、ナウルのAsterio Appi気候変動大臣、ニュージーランド国会における超党派の親台派議員グループのIngrid Leary共同代表とTimothy van de Molen共同代表、同議員グループの発起人、Simon O'Connor前議員、フィリピン下院憲法改正委員会のRufus B. Rodriguez委員長、同気候変動委員会のJocelyn Sy Limkaichong副委員長、韓国のJi, Seong Ho国会議員。
 
インド太平洋地区の「フォルモサクラブ」は2021年に創設。メンバーは国際社会において絶えず台湾支持の声を上げている。それは世界保健機関(WHO)、国連気候変動枠組み条約(UNFCCC)、国際民間航空機関(ICAO)、国際刑事警察機構(INTERPOL)などの国際組織に台湾が参与することに対する支持であり、同クラブは台湾にとって国際的な場における重要な後ろ盾となっている。外交部は、「今回、各国の国会議員が訪台したことは、11月30日から12月12日までドバイで開かれる『第28回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP28)』に台湾を参与させることへの支持を実際の行動で示したものだ」と説明。そして、「インド太平洋地域における各国の国会議員がより多く『フォルモサクラブ』に加わり、台湾の国際組織への有意義な参与を助け、国際社会に貢献し、さらには全世界の人々の福祉を促進することを望む」としている。
 
 

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